必須脂肪酸、オメガ3脂肪酸とは?
あまり馴染みのない人もいるかもしれませんが、適量のオメガ3脂肪酸は人生のどの時期においても、メンタルと体が健康であるために必須の栄養素です。
そもそもオメガ3脂肪酸とはなんでしょうか?
オメガ3脂肪酸は、必須脂肪酸は油の中に含まれている栄養素で、これらは私たちの体の殆ど全ての細胞膜やホルモンをつくる原料であり、体にとっては不可欠なものです。
効能としては以下のようなものがあげられます。
■心疾患の改善
■免疫機能を高める(自己免疫系疾患に強くなる)
■変性疾患の撃退
■受精率を高める
■精神の健康を促進する(うつ病やアルツハイマー病など感情面の不調を改善)
■健康な皮膚を作る(炎症性疾患等)
欧米では必須脂肪酸を炭素の2重結合の位置から区別して、「オメガ6」「オメガ3」と呼びます。
「オメガ6」はコーン、大豆、ひまわり、紅花などに多いリノール酸の系列の脂肪酸で、ガンマ・リノレン酸やアラキドン酸が造られ、「オメガ3」は海藻、シソの実、魚介類、亜麻仁油などに多いアルファ・リノレン酸系列の脂肪酸で、DHA(ドコサヘキサ酸)やEAP(エイコサペンタエン酸)が造られます。
オメガ3の脂肪酸からはオメガ6脂肪酸は造ることは出来ず、また、オメガ6脂肪酸からオメガ3脂肪酸が造られることもありません。現代の食生活の中では、オメガ6脂肪酸は過剰とも言えるほど摂取していますが、オメガ3脂肪酸は不足しがちですので、両方ともバランスよく摂らなければならないのです。