健康にいい食品＝企業の利幅が大きい食品
ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、これらの健康食品を購入したことがある人は多いと思います。
最近では、女性の骨粗しょう症に効果的だとして、カルシウムの摂取のために牛乳が紹介されています。
ですが、ここで注意していただきたいのは、私たちの耳に入る食品情報は、栄養学的な理由よりも経済学的な理由によるものがかなりあるということです。
先にあげたビタミンC、ビタミンE、そしてカルシウムですが、非常に利幅が高いことで知られています。
また、骨粗しょう症にカルシウムが効果的だと記している雑誌の裏側をみると、発行元が○○乳業株式会社と記されていたりします。
もちろん、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムが無用だとか、これらに関する情報がすべて金銭的な理由だというわけではありません。しかし、マグネシウムよりもカルシウムが重要であり、ビタミンＢ1よりもビタミンＣが特別に重要だという栄養素学的理由はないのです。
栄養素学では、単独の栄養素ではなくそのバランスが重要ですので、情報に惑わされすぎず冷静に判断したいものです。