食品添加物はなぜ危険なのか?
新聞や雑誌、テレビなどで度々食品添加物の不安が取り上げられることがあります。書店でも添加物をテーマにした本が山積みとなり、ベストセラーになっています。
では、そもそも食品添加物は本当に危険なのでしょうか?危険だとすればどの程度危険なのでしょうか?
食品添加物の健康被害の不安
・ 発がん性
・ 毒性遺伝
・ 催奇形性(胎児などが奇形を起こす体質)
国が定める食品添加物規制
「発がん性などが明らかに認められるもの」 → 使用禁止
「発がん性などが明らかには認められないもの」 → 人間が一生その添加物を食べ続けたとしても健康への影響が見られない量を使用基準に
↓
ただし!
1. 日本で認可されているものの、海外では無認可の食品添加物があります!
2. 「複合毒性」の不安があります!
“日本で認可されているものの、海外では無認可の食品添加物がある!”について
つまり、海外では毒性が高いという試験結果を受けて使用が禁止されている場合と、そもそも使用されていないため毒性評価もされず、認可もされていない場合とがあるのです。
「結論は、食品添加物は避けるに越したことがない」ということです。
“複合毒性の不安がある!”について
多数の添加物を同時に採ったときの相互反応の試験などは行われていません。(発色剤の亜硝酸塩と魚に含まれる天延成分、保存料ソルビン酸と発色剤の亜硝酸塩、保存料パラオキシ安息香酸と発色剤の亜硝酸塩、防カビ剤のOPPとカフェイン、など)
また、大なり小なり、健康害である活性酸素(老化促進)の発生につながる可能性が高いと言えます。
結論
食品添加物は避けるに越したことはありません。
とは言っても、ただし食品添加物を食生活から完全に排除することは不可能です。
そこで、
・ 添加物が含まれているものを出来る限り買わない、もしくは、使用種類がより少ないものを買う
・ 調理で解毒処理をする
ようにしましょう。
なお、“添加物が含まれているものを出来る限り買わない、もしくは、使用種類がより少ないものを買う”際に知っておくべきことは、以下のとおりです。
1. 一括名表記
用途が同じであれば一括表記可(イーストフード、かんすい、酸味料、調味料、乳化剤、PH調整剤、など)
2. キャリーオーバー
加工過程で用いた原材料に含まれる添加物は表示しなくて良い(例:添加物が含まれるしょう油を煎餅に利用しても、煎餅の食品表示にはしょう油に含まれる添加物を表記しなくて良い)
また、“出来る限り添加物が多く含まれる、もしくは、特に危険性が高いとされる添加物が含まれる食品を買わないポイント”は、以下の通りです。
- 「ソルビン酸K」、「リン酸塩」、「亜硝酸Na」など「酸」が含まれる添加物が含まれるものは避ける
- 「植物性たんぱく質」が含まれるものは裂ける(製造時にリン酸塩が使われている可能性が高い)
- 「乳化剤」が含まれるものは避ける(レシチンが使われている可能性が高い)
- 赤色104号、黄4号、など色と数字(○号)と表記される添加物が含まれるものは避ける
- 増粘多糖類や増粘剤が含まれるものは避ける
- 甘味料(ステビア)や甘味料(アスパルテーム)が含まれるものは避ける
上記を念頭に置き、食品を選ぶようにすると良いでしょう。全てが無理な場合は、優先順位を自分の中で決めておくと良いでしょう。