規則正しい生活の大切さ “心身の状態を整える基本中の基本”
規則正しい生活は全ての基本です。人間は「動物」であり、規則正しい生活を送ることが前提で体が成り立っています。朝陽と共に起き、日暮れと共に寝る、といった生活が現実的ではないとしても、最低限「起きる時間」だけは一定にしましょう。規則正しい生活を送る上で重要なものから順に挙げていきます。全て出来ない場合は重要度の高いものから実行するようにしてください。
重要度1 : いつも同じ時間に起きる
たとえ、前の日にどんなに寝るのが遅くとも、数時間、数十分しか寝ていないとしても毎日同じ時間に起きてください。休みの日にいつもより1時間程度寝坊をする、といったレベルなら構いませんが、休みの日に昼過ぎまで寝る、前の日睡眠不足だから次の日の昼間に寝る、夕方から寝る、などは体のリズムに一番悪影響です。一度リズムが崩れるとそれはその後数日は続きます。ひどければそれが慢性的な疲れや不調となって体に定着します。「いつも同じ時間に起きる」、これは最低限のルールとして死守するようにしましょう。
※「いつも同じ時間に起きる」、これさえ守れば、規則正しい生活の8割が成功です。
重要度2 : 寝る数時間前は何も口にしない
寝る数時間前は何も口にしてはいけません。寝る前に食事を摂ることが習慣化している場合は、即それを止めて、寝る数時間前は何も口にしないことを規則正しく実行しましょう。寝ている間に消化を行うのは最も体を老化させることの一つです。健康上最も良くない行為と言えます。夕食が仕事柄どうしても遅くなってしまう場合は、消化の良いものを少量食べるようにします。
重要度3 : 毎日同じ回数の食事を同じ時間に摂る
通常であれば朝昼晩、出来るだけ同じ時間に食事を摂るようにします。朝は食べないなど1日2回でも構いませんので、出来る限り同じ時間に毎日同じボリューム(食べるものはバラエティーに富んでいる方が良いが)を目安に食べるようにしましょう。食べる量や食べる時刻が毎日バラバラだと、体内酵素が無駄に使われ、老化がどんどん進みます。結果それが毎日のメンタルや体の不調となって跳ね返ってきます。とはいうもののどうしても食事を規則正しくしづらい場合は、「規則正しく食事を摂ること」にストレスを感じないよう努め、出来る範囲で、例えば休日だけでも規則正しく食事する、など)実践していきましょう。
重要度4 : 毎日同じ時間に寝る
毎日同じ時間に寝ることは、同じ時間に起きることよりは重要でないものの、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることが出来ればさらに理想的です。
重要度5 : 少々生活リズムが乱れても気にしない
規則正しい生活を送ることは大切ですが、だからといってそれに固執し過ぎてはかえってストレスを溜めてしまい、それが体の不調の原因となります。「規則正しい生活を送ること」そのものは目的ではありません。「規則正しい生活を送ることによって、心身を良い状態に保つこと」が目指すべきところです。どうしても実践出来ない場合もある程度は割り切って、出来ないことによってかえってメンタルや体が不調に陥らないようにしましょう。